デジタルマーケティングにおけるSEMとは?
SEOとMEOは、どちらも”最適化”を指すが、SEMは検索ユーザーに対しインターネットをとおして様々なかたちで集客アプローチをかけるマーケティング手法のひとつです。SEMについて考えてみたいとおもいます。
SEMはSEOやMEOなどの最適化を含む
検索エンジンからの訪問者を増やすマーケティング手法の総称を「SEM」と呼び、「SEO」や「MEO」はその検索エンジンマーケティングの手法のひとつである。SEMは、SEOとMEOを内包している。
対策と必要とする領域
マーケティングにおける施策別に領域を色分けしてみた。当然だが、画面上部が最もユーザーの視認性が高い。検索結果の画面レイアウトをみると、最上部にリスティング広告、中段に地図検索(MEO)、下段に自然検索(SEO)という順で結果が表示される。(2019年3月時点)
もし露出効果を狙う場合、最も効果的が期待できるエリアは、最上部の“リスティング領域”となる。マーケティングにおいて即効性を求める場合は“リスティング広告”実施すべきであり、広告費用をかけず費用体効果を狙う場合はMEO(店舗集客型に限る)か自然検索(SEO)での施策を実施することになる。
参考:検索結果での強調スニペット – Googleサーチコンソールヘルプ
リスティング広告とその他の施策の特徴
施策 | メリット | デメリット |
---|---|---|
リスティング広告 | 最も露出度の高い位置に掲載される | 費用対効果が悪い |
SEO | 内製可能(外注しない)な場合はコスト低 | 確実性に欠け、正確な効果測定が難しい |
MEO | 最もCP(コストパフォーマンス)が高い | 店舗集客型以外では効果が期待できない |
キャンペーンなのか、はたまたロングテールなのかにより、とるべき施策が異なる。このように目的に応じて、ベストな施策を検討するのが検索エンジン対策、“SEM”(Search Engine Marketing)なのである。
まとめ
ネット集客において費用対効果を考慮した運営は重要であり、その上でSEMはウェブマスターの必須ナレッジといえる。
ポイントはあくまでも、ユーザーファーストの視点に立った展開が重要であることと、集客や売上を最優先するマーケティング戦略では、コンテンツが資産とならず失敗する可能もあるため注意が必要だ。
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