屋内Googleストリートビューとは・導入メリットを解説

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屋内Googleストリートビューとは・導入メリットを解説Googleストリートビュー
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屋内ストリートビューとはGoogleが提供する無料の店内パノラマVR

屋内ストリートビューとは、スマートフォンなどの操作で店舗や施設内を360°見渡すことができる無料のバーチャルサービス。Google検索とGoogleマップで表示されます。

Googleストリートビューが原点

その名のとおりGoogleストリートビューは、地球上のあらゆる道路をパノラマ撮影し、まるで自分で本当に散歩しているかのように体験することができるGoogle社が2007年からスタートしたWebサービスです。
Googleマップストリートビューカー
▲Googleマップストリートビューカー(参照元:レスポンス(Response.jp)

屋内ストリートビューは誰でも公開できる

2010年からは屋内パノラマが解禁。Googleの審査と認定試験に合格した「認定フォトグラファー」だけが撮影と公開を許されていました。
2016年からは、名称をストリートビューに統一され、無料のパノラマアプリ(ストリートビューアプリ)を使用すれば、誰でも屋内ストリートビューを公開することが可能となりました。

▼国際宇宙ステーション(ISS)内のストリートビュー

Googleは自社のミッションである「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにする」を実現するため、Google街頭ストリートビューだけに留まらず、世界中の屋内画像のデータの収集と公開を目指しています。

メリット:集客効果

Googleストリートビューは、店舗のプロモーションツールや求人PR、教育ツールとして広く利用されています。
なかでもGoogleマイビジネスに標準で搭載されているストリートビューの機能を使ってパノラマ写真をアップするれば、360°の店内パノラマ画像をすぐにを公開できます。
Googleマイビジネスのストリートビューは、高い集客効果(MEO効果)が期待できることから、お店のプロモーションツールとして導入する店舗が急速に増えています。

屋内ストリートビューの効果

Googleは屋内ストリートビューに関する市場調査のデータを以下のように公開しています。
このことから、屋内ストリートビューには高い訴求力のあることがわかります。

  • お店や企業に関する検索のうち44%がローカル検索やGoogleマップ(地図サービス)を使用している。
  • お店や企業の場所に関する検索のうち平均41%が店舗などの訪問につながる。
  • Googleマイビジネス(リスティング)に写真とバーチャルツアーが掲載されていると、ユーザーの関心が2倍に増える。

調査の詳細:地域のビジネスへの関心度の向上にバーチャル ツアーが与える効果を把握するため、ホテルとレストランの予約に焦点を当て、2015 年 7 月に独立系の市場調査会社が市場調査(定量調査)を実施。
参照元:Google(PDF)

メリット:無料で360度パノラマ写真を公開できる

Googleストリートビューは、スマートフォンの専用アプリ「Googleストリートビュー アプリ」を使えば、一般ユーザーも無料でパノラマ写真をストリートビューに公開することが可能です。
撮影や編集を外部に依頼する必要がなく、コストをかけずに作成できます。

Google ストリートビュー

Google ストリートビュー

Google LLC無料posted withアプリーチ

使用方法は、まずストリートビューアプリをダウンロードし、Photo Sphereモードからスマートフォンの内蔵カメラで店内を20枚ほど撮影すると自動でパノラマ写真が作成されます。
出来上がったパノラマ画像をそのまま、お店(マイビジネス)のリスティングに紐づけするだけで完了です。
また、このアプリを使って複数のパノラマを連結したバーチャルツアーを作成することも可能です。
Googleストリートビュー アプリ

認定フォトグラファーへ依頼する

パノラマの画像品質はお店のイメージに大きく影響するため、高画質パノラマが必要となります。また、階層フロアの撮影や複数のバーチャルツアーの作成は専用ソフトと専門の知識が必要となるため、その場合はプロに撮影を依頼します。
ビジネス向けストリートビューの撮影は有償で、Googleストリートビューのレギュレーションをマスターした認定フォトグラファーが撮影を行います。
認定フォトグラファー
▲認定フォトグラファーだけが使用できるロゴ。

認定フォトグラファーはGoogleの認定フォトグラファーリストから探すことが可能です。
Googleの認定フォトグラファーリスト

認定フォトグラファーに依頼してインドアビューを撮影し、店内や館内の様子を公開することもできます。なお、ユーザーにお客様のビジネスを見つけてもらえるように、リスティングにご自分の写真を追加することをおすすめします。

参照元:Google マイビジネス ヘルプ

メリット:高画質

高品質パノラマは、高解像度の一眼レフで撮影され、1枚のパノラマ写真に12枚もの画像が使用されます。これはHDR「High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)」と呼ばれる技法で、露出の異なる写真で合成された再現され、リアルで美しいパノラマに仕上がります。
■高品質パノラマの撮影
4方向×3段階の明るさ=12枚

メリット:マルチフロア機能

屋内Googleストリートビューには、1階や2階で異なるフロアや個室とカウンター席などコンセプトの異なるフロアを照会したい場合に便利な機能あります。
このマルチレベル機能を設定した場合、画面の右下に縦に並んだボタンが表示され、即座にフロアを切り替えることが可能です。
ただし、この機能は無料のストリートビューアプリでは対応していないため、対応可能な認定フォトグラファーに依頼する必要があります。
マルチフロア機能
▲画面右下に表示されるマルチフロアボタン

レベルの高い認定フォトグラファーの見つけ方

現在、認定フォトグラファーは2016年の認定基準の改訂により比較的容易に取得が可能となったため急増しています。
そのため、基準改定前から活動しているフォトグラファーと同じ認定フォトグラファーでもクオリティーにバラツキがあるのが現状です。
腕のあるフォトグラファーはそのパノラマ写真を見れば一目瞭然で、それを見ると思わず見入ってしまう美しい画像と正確なバーチャルツアーで制作されています。
質の高いフォトグラファーを見つけるポイントは、そのフォトグラファーのGoogle Local Guides(ローカルガイド)を見つけることです。
ストリートビューの撮影履歴はすべて認定フォトグラファーのLocal Guides(ローカルガイド)にアーカイブされます。したがって事前にLocal Guides(ローカルガイド)で品質を確認してから依頼することをお勧めします。

【Google Local Guides(ローカルガイド)の確認方法】

1.Googleマップでストリートビューを表示。

ローカルガイド
2.画面左上のGoogle Local Guides(ローカルガイド)リンクをクリック。
Google Local Guides(ローカルガイド)
3.(1)ローカルガイドレベルが10段階で表示される。
4.(2)画像の投稿数。パノラマ画像のほかに通常の画像も含まれる。
5.(3)投稿画像。リスティングごとに表示。ここで品質を確認する。

国内の高品質認定フォトグラファー

(2019年1月時点)

Photostudio S CO.,LTD.
北海道で最も古くから活躍し、高品質サービスを提供ている認定フォトグラファー。ローカルガイド・レベル9。高解像度パノラマを9,000点以上公開しています。
omotenashi .com
2010年の「おみせフォト」サービス開始当初からの本舗。ローカルガイド・レベル10。28,000以上のパノラマ実績
ミライカメラ
最高レベル10のローカルガイド。19,000以上の高解像度パノラマが公開されています。
Googleストリートビュー
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